夏バテ後遺症

朝晩過ごしやすくなったけど、夏バテが続いているような疲労感が・・。そのだるさは、「夏バテ」でなく「夏バテ後遺症」かも知れませんよ。今回は、夏の疲れや体調不良を秋に持ち越さないよう、夏バテ後遺症を解消し、快適な毎日を過ごす方法をご紹介します。

夏バテ後遺症とは

夏バテ後遺症とは、夏の暑さもやわらぎ、涼しくなり始めて過ごしやすくなってきた秋の初めに起こる、夏バテのような身体の不調が続いてる状態を言います。

夏バテ後遺症を引き起こす要因は?

夏のダメージが長期化

夏のダメージから後遺症になってしまうのは、主に2つのタイプがあります。

いずれも夏に身体を冷やしすぎてしまったため、自律神経のバランスが崩れ全身の血のめぐりが悪くなり、秋になって疲れやだるさ・肩こりや体調不良となって表れてきます。

  • 「冷房冷えタイプ」
    冷房の効いた室内で過ごす時間の多かった人がなる「冷房冷えタイプ」
  • 「内臓冷えタイプ」
    節電による暑さ対策のため冷たいものを摂り過ぎてしまったことによって起こる「内臓冷えタイプ」

この2つのタイプです。

気温の劇的な変化

10月になっても真夏日があったり、かと思えば晩秋に近い陽気もあるなど、気温が安定しません。また日中は半袖で過ごせても、朝晩は冷えて長袖のパジャマや掛け布団が必要になるなど、温度差が激しいのもこの時期の特徴。こうした急激な寒暖差に対応しきれず、体調を崩しやすくなってしまいます。

天候不良と台風襲来

「秋の長雨」「女心と秋の空」と言われるように、天候の変化がめまぐるしく、雨の日も多いと、気分も体調もなんとなく不調に。さらに台風の襲来で、気圧の変化による不調や、余分な体力を使うことによって疲れが残ってしまいがちなのもこの時期の特徴となっています。

こんな症状がでたら夏バテ後遺症かも?!

✔️ 疲れやすく、疲れがなかなかとれない
✔️ カラダが怠い
✔️ 朝スッキリ起きられない、1日中眠い
✔️ 勉強や仕事に集中できない
✔️ やる気が起こらない
✔️ 食欲がない
✔️ 肩こりや頭痛がある
✔️ めまい、立ち眩みがある
✔️ 胃の調子がよくない
✔️ 胸やけがする

上記のような症状が複数あったら、夏バテ後遺症のサインかもしれません。特にたくさん当てはまった人は要注意ですよ。

夏バテ後遺症を解消と予防するポイント

★じんわり体を温めましょう

夏の間に冷たい飲み物や食べ物を摂り過ぎてしまうと内臓が冷えてしまいます。
内臓が冷えると食欲がわかなかったり、さまざまな症状が出ることがあります。
冷たい食べ物を控え、夏のダメージを取り除くために、体の内外からじっくりと温めましょう。

  • 根野菜を煮込んだスープや豚汁で疲れた体をいたわってあげる。
  • お酒も冷たいビールより、ワインや日本酒・焼酎の水割りなど体を温めるものに。
  • 38℃~40℃のぬるめのお湯にゆっくり入り、全身を温め血のめぐりを良くする。
  • 朝晩冷え込むことが多いので、パジャマ・布団に気を使う。

★ゆったりリラックスで心と体をリセットしましょう

季節の変わり目はストレスで不調をさらに悪化させてしまうことも。「ゆったりリラックス」を心がけて、心と体をリセットしましょう。

  • お風呂では湯船につかろう
    シャワーだけでなく 38~40°を目安に湯船につかるようにしましょう。湯船に入りリラックス
    することで副交感神経が優位になります。42℃以上になってしまうと交感神経が活発になってしま
    うので注意しましょう。好みのハーブ系の入浴剤を入れるなどしてバスタイムでリラックス。
  • 軽いウォーキングやお休み前にマッサージ、ストレッチをして快適な睡眠を心がけるように!!

たんぱく質補給でからだをケアしましょう

内臓や血液、筋肉も、もとはすべてたんぱく質でできています。これらが不足してしまうと代謝がうまくいかず、体の機能がうまく働かなくなってしまいます。カラダを温めたりリラックスすると同時に、肉、魚、乳、大豆、卵など良質なたんぱく質を含む食品を、朝昼晩でしっかり食べることがオススメ。

旬の食材を食べて対策!

これから旬をむかえるカボチャやさつまいも、キノコ類、山芋は夏バテ後遺症に予防・解消に効果があると
言われているので積極的にとるようにしましょう。

自分が思っているよりも皆さん、夏の疲れがたまっているかもしれません。ストレスなど、体調を崩さないよ
う気を付けながら過ごし、夏バテ後遺症に負けない体を作りましょう!!!