自律神経の乱れに気をつけよう!

 

春が近づき、過ごしやすい季節になりましたね。

しかし穏やかな気候とは裏腹に、実は、身体に不調を感じる方が多くなる時期でもあります。3月は一年の中でも特に寒暖差が大きく、気圧の変動の影響により日中のあたたかい気温に比べて朝晩の冷え込みが厳しいため、自律神経がうまく対応できません。その為自律神経のバランスが乱れ、体調不良に陥りやすく疲れやストレスを感じたり、頭痛やだるさといった症状を引き起こしてしまうことも・・・。

特に高齢者の方は、体温調節機能が低下するので、寒暖差の大きい3月(春)は体調に影響を受けやすいと言われています。さらに、「生活環境の変化」も自律神経を乱す原因になります。

 

自律神経が乱れると

精神的なストレスや過労が引き金となって自律神経が乱れ、心や体に不調があらわれます。 不安や緊張、抑うつなどの心のトラブルにより、吐き気をはじめ多汗、全身の倦怠感、頭痛、肩こり、手足のしびれ、動悸、不整脈、めまい、不眠などの症状があらわれます。 あらわれる症状は人によって様々で、大きく異なります。

       

自律神経の整え方

・生活リズムを整える     

不規則な生活を続けると、交感神経と副交感神経のバランスが崩れやすくなります。毎日の生活のリズムを整えて、規則正しい生活を送りましょう。生活のリズムを整えるために、毎朝同じ時間に起き、朝日を浴びて体内時計をリセットすることをおすすめします。夜は夜更かしせず、自分にとって十分な睡眠時間を確保しましょう。

・手軽なストレッチで筋肉をほぐす   

ストレッチを行うことで自律神経のバランスを整えることができ、身体の緊張やストレスを軽減することができます。 ストレッチによって筋肉が伸び緩むことで、交感神経の緊張が和らぎ、副交感神経が優位になります。 副交感神経が優位になると、身体はリラックス状態になり、血圧や心拍数が下がるなど、リラックス効果が高まります。

・お風呂に浸かり、副交感神経を優位に  

「夕食の約1時間後」+「就寝の1~2時間前」がよいでしょう。 このタイミングで入浴をすると、自律神経のバランスが最も整いやすくなります。活動時に優位となる自律神経の交感神経が、休息時に優位となる副交感神経に切り替わります。 副交感神経は、体を緊張から解放しリラックスさせる神経です。

・寝る前にはスマホを見ない    

夜に体をリラックスさせるためには、交感神経を休ませて副交感神経を優位にすることが大切なのですが、寝る前にスマホの明るい画面を見ていると、夜なのに交感神経が活性化されてしまい「自律神経の乱れ」を引き起こしてしまうのです。

 

生活リズムを整え、軽い運動と入浴でリラックスを意識し自律神経の乱れを乗り切り、心身ともに健やかな状態で春をすごしましょう。