いい手の日

11月10日は語呂合わせでいい手の日、です。
2000年にいい手の日、ハンドクリームの日として記念日協会に登録し制定されました。
11月ごろからハンドクリームが売れ始めることもあり、ハンドクリームの日となったそうです。「大切な人やがんばっている自分の手に感謝する日」になって欲しいと願いが込められています。

正しいハンドクリームの使い方をし、痒みや痛み知らずの手に導きましょう!

手あれについて

手あれは手のひらや手首に赤み、水疱、ひび割れ、かゆみなどが生じているような状態の総称です。

手あれの原因は石鹸や洗剤などによる慢性的な刺激と考えられ、この刺激により、手肌の潤いが奪われ皮膚のバリア機能が低下し手荒れになります。

ハンドクリームの使い方

ハンドクリームでこまめな保湿ケアをしましょう。

ハンドクリームの効果を実感しやすくするためには量と塗り方が重要なポイントとなります。
ハンドクリームの一回の使用量は一般的に、人差し指の先から第一関節が隠れるくらいが適量の目安です。

・指先や指の間など細かい部分にまでしっかりとクリームをなじませる

・ハンドクリームを適量出し、手の甲にのせ両方の手をこすり合わせながら手の全体になじませる(この時に手の温度でハンドクリームを少し温めると伸びが良くなります。)

・指を一本ずつマッサージしながら指先までクリームの成分を浸透させる

・ささくれやすい爪や爪の周りにも丁寧にハンドクリームをしっかりとなじませる

ひどい手あれについて

手あれの初期段階はかさつきや軽いひびわれなどですが、ひどくなるとひび、あかぎれ、赤みやかゆみを生じ、手湿疹となります。

手湿疹の原因にはアレルギーによるものもあります。原因となる例として、消毒液やゴム手袋、石けん、シャンプーなどがあります。これらに対しアレルギーを持っている方は少し触れただけでも手荒れを起こすことがあります。

ひどい手荒れを予防するには、手洗い後、水などに触れた後はしっかりと水分を取り、ハンドクリームなどで保湿ケアをするようにしましょう。
寝る前にもマッサージをしながらしっかりとハンドクリームを塗りましょう。寝る前に使うものは高保湿のものが良いでしょう。

手荒れがひどい方は症状に効果がある有効成分が配合されたハンドクリームを選んでください。
また、手荒れがずっと続いている方は重症化する前に医療機関にご相談することをお薦めします。ただの手荒れだし…と放っておくと、傷口が悪化し化膿してしまう場合もあります。

ハンドクリームの日を機に自分の肌と向き合ってみませんか?
当薬局でもクリームの取り扱いがございますので、気になった症状があればお気軽にご相談下さい。