梅雨を乗り切る為に

今年の梅入りは全国的に早かったですね。香川県も5月15日(土)に梅雨入りが発表されました。

ジメジメしたこの時期を元気に乗り越えるため体調管理のポイントをお伝えします。

梅雨の体調不良の原因

梅雨の時期と言えば、どんよりした天気が続き、気持ちもスッキリしない事が少なくありません。

これといった原因が思い当たらないのにもかかわらず、体調不良を訴える人も多いものです。また昼夜の寒暖差が大きいことや気圧の変化により体を休みモードにする副交感神経が優位になり、体調を崩しやすいとも言われています。それに加えて疲労がたまりやすい時期でもある事も原因です。

梅雨の体調不良の症状

  1. 体が疲れやすい
  2. 頭痛
  3. めまい・吐き気
  4. 食欲不振
  5. 肩こり

梅雨を元気に乗り切るポイント

【日常生活では】

  • 温度調整       節電のイラスト「エアコンの温度調節」

湿度が高くて汗が蒸発しにくい為、体温を上手く調整できなくなります。衣類などで体温を調節して、エアコンの温 度は下げすぎないようにしましょう。

  • 良質な睡眠      寝ている女性のイラスト(睡眠)

寒暖差が大きい事で体がストレスを感じ、疲れやすくなると言われています。自律神経のバランスを整え、快適に眠る為には、室温25℃前後、湿度50~60%が理想的と言われています。これを目安に、就寝後2~3時間は室内を同じ温度と湿度に保つ事ができるように、エアコンを設定しておきましょう。

  • 適度な運動      肩回し運動のイラスト(女性)

運動は筋肉を刺激して血行や新陳代謝を促進し、体の余分な水分や老廃物を排出します。軽いストレッチや簡単なエクササイズで体を動かし、適度な運動をするように心がけましょう。

【食生活では】

  • 疲労回復に効果的な[ビタミンB1]を摂ろう

    パックに入ったお肉のイラスト

ビタミンB1は不足すると疲労物質がたまり疲れやすくなったり、イライラを引き起こす原因となります。豚肉・菜の花・アスパラガス・豆類などに多く含まれています。また、柑橘類や梅干し・お酢などに含まれる酸味成分[クエン酸]にも、疲労回復効果や血流改善効果があります。つまり、酸味のあるものを一緒に摂取すれば、相乗効果が期待できます。

  • ストレス対策に効果的な[ビタミンC]を摂ろう

ビタミンCはさまざまな病気の予防やストレスに対抗するホルモンの生成を助ける働きがあります。ビタミンB1同様、水に溶けやすい水溶性ビタミンなので、体内に蓄積せず不要な分は尿として排出します。ビタミンCが多く含まれる食品は、ブロッコリー・パプリカ・グレープフルーツ・オレンジなど野菜や果物に含まれています。


梅雨の体調は前回のトピックスでも紹介しました[5月病]とよく似ていますが、ちょっとした工夫で気分も変わってきます。病院に行くほどではないけれど、薬や体調の事でお困りの方は、ぜひ久間薬局にお立ち寄り下さい。