5月からの紫外線対策
5月の紫外線
5月は7、8月以上の紫外線量!
UVA(UVAとは太陽光に含まれる紫外線の種類の1つで波長が長いのが特徴です。肌の奥深くまで浸透し、コラーゲンやエラスチンを分解することで、シワやたるみなどの光老化を促進させます)に関しては、真夏の7月、8月よりも5月が年間で最も紫外線量が多いというデータがでています。 これは、梅雨があり雨の多い夏季に比べ、晴天が多く雨の少ない5月は日照時間も長いので、紫外線量が多くなります。
5月は紫外線が強くなるため、日焼け止めを塗る、日傘や帽子を使う、サングラスを着用するなどの紫外線対策が重要です。また、こまめな塗り直しや、紫外線に弱い場所(首、デコルテなど)への対策も大切です。
日焼け止めのSPFとPAの選びかた
日焼け止めにはSPF・PAという数値があります。
SPF・・・UVBの防止効果を表します
・UVBとは・・紫外線量はUVAよりもはるかに少ないものの、人体に与える影響が600~1000倍も強いと言われているのがUVBです。肌表面の表皮までにしか到達しませんが皮膚がんを引き起こすこともあります。また、UVAと同じく活性酸素を発生させ、シミやしわの原因にもなります。またUVBは肌が赤くなる日焼けの主な原因としても知られています。
PA・・・UVAの防止効果を表します
・UVAとは地表に降り注ぐ紫外線の9割を占めるのがUVAです。UVAは波長がUVBよりも長く、皮膚の奥深くの真皮層まで届くという特徴があります。真皮層にUVAのダメージが及ぶとハリやツヤが失われたり、しわの原因になったりします。また、UVAはメラノサイトを活性化させてメラニンを増やすため、シミやそばかすなどができる原因にもなります。さらに、活性酸素を発生させて肌の老化を早めます。
UVAはUVBよりもダメージは弱いのですが、長年の蓄積により肌の老化現象を引き起こします。
SPF は、UVBによる肌の赤みや炎症、黒化を防ぐ効果を示します。数値が大きいほどUVBに対する防御効果が高く、日焼け止めを塗ることで、日焼けするまでの時間を延ばすことができます。

日焼け止め以外の対策
・帽子や日傘などのアイテムを上手に使う・・・顔や首を日焼けから守り、頭皮や髪へのダメージも軽減できます。
・UVカット効果のある服を着用・・・日焼けを防ぎ、肌の老化やシミ、シワなどのリスクを低減します。また通気性と速乾性に優れているため、暑い日でも快適に過ごせます。
・紫外線カット効果のあるカーテンを使用する・・・室内にいても、紫外線は外から入ってきます。カーテン以外にも 窓にすだれやシェードを設置すると、窓から入ってくる紫外線を大幅にカットできます。
紫外線は人体に様々な影響を与えます。たとえば、紫外線角膜炎や白内障になるリスクが高まることがわかっていて、肌だけでなく目にもダメージを与えることがあります。紫外線には体内のビタミンDの合成を助けるといった良い作用もありますが、それでも長年のダメージが蓄積すると悪い影響も出てくるため、適切な紫外線対策は欠かせません。
また5月は新生活や環境の変化によるストレスで肌が乱れやすい時期です。ストレスによる肌荒れを防ぐため、十分な睡眠をとり、バランスの取れた食事を心がけましょう♪