花粉症の季節になりました
2024年春のスギやヒノキの花粉数は東北北部と東海地方で2023年春より多くなりますが、その他の地方は2023年春より少なくなるようです。特に北陸地方や中国地方、四国地方、近畿地方の一部では2023年の50%以下になる地域が多くなる見込みです。
この数字は2023年春の花粉数が非常に多くなったためで、例年と比較すると少ない地方で60%前後、大半の地域は例年の70%から120%になる見込みです。
花粉症の症状とは?
鼻の三大症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)だけでなく、目の症状(かゆみ、涙、充血など)を伴う場合が多く、その他にのどのかゆみ、皮膚のかゆみ、下痢、熱っぽい感じなどの症状が現れることがあります。その他にも、咳がでたり、頭重感、頭痛、倦怠感、不眠、からだや顔のほてり、イライラ感など、からだの各部位にきわめて多くの症状がおこります。
花粉症を引き起こす植物
・スギ スギ花粉の飛散時期は2-4月。飛散量が多く、日本で最も多い花粉症の原因。飛散距離が長く、ごくわずかな飛散量の北海道・沖縄を除き、全国で発症。
・ヒノキ ヒノキ科花粉を代表とするヒノキ花粉の飛散時期はスギより少し遅れて、3-5月。スギと同じく飛散距離が長く、広範囲で発症。
・イネ科 飛散時期のピークは5~6月。飛散距離は100メートルほどと短いが、稲刈りの時、イネについた花粉が舞い上がることもあるので、秋も注意が必要。
・ブタクサ ブタクサ花粉の飛散時期は8-10月。日本ではスギ、ヒノキに次いで多い花粉症。背が低い草花で、飛散距離が短いため、近づかなければ避けられるが、特に早朝の風の強い時間帯は集中して飛散する。
・ヨモギ ヨモギの花粉飛散時期は8~10月。繁殖力が強く、雑草の生い茂る河川敷、空き地などに群生していることが多い。
花粉症対策として
・外出時の対策・・・花粉情報をチェック!前日または当日の未明まで雨で、その後天気が急に回復して晴れ、南風吹いて気温が高くなる日が要注意日。(日本気象協会)メガネやマスクを装着すると、非装着時と比べて、鼻や眼に入る花粉の数を半分以下に抑えることができます。
・帰宅時の対策・・・帰宅時に髪や衣類についた花粉を払い、窓を開けて換気は花粉が少ない時間にするなどを心がけて花粉の侵入を防ぎましょう。
・室内での対策・・・掃除をするとき、最初に掃除機をかけてしまうと掃除機の排気で床に落ちた花粉を舞い上げてしまうことに繋がります。ですので、花粉の季節の掃除は拭き掃除からはじめるようにしましょう。拭き掃除をするときは、濡れぞうきんやフローリング用ウェットシートなどを活用すると、花粉が舞いにくくなります。濡れぞうきんなどで花粉を拭き取ったあとなら、掃除機をかけても花粉を吸いこみにくいです。
花粉症対策と早めの予防を心掛け快適にすごしましょう!