梅雨時期の湿気対策

6月は梅雨時期で湿気が多くなりますね。ジメジメとして過ごしにくい時季で気になるのは湿気。4人家族が洗濯物を室内干しした場合、約3リットルの水分が部屋中に放出されます。これは、洗濯物に含まれる水分が蒸発し、室内湿度を上昇させるためです。例えば、4人家族で6kgの洗濯物を室内干しした場合は、約3Lもの水分が室内に蒸発するそうです。梅雨時の過度の湿気は、私たちの健康に影響を及ぼします。

湿気が多いとどうなる?

湿度が高いとダニやカビが繁殖しやすくなります。カビは、壁や天井、家具などに付着し、悪臭の原因になったり、健康に悪影響を及ぼしたりします。ダニは、アレルギーや肌の炎症を引き起こす可能性があります。

湿度が高いと、水分が空気中に逃げにくくなり、体から出る汗がなかなか蒸発しません。 すると、新しい汗が出にくくなり、血流が悪化してしまうのです。この状態が続くと体温調節がうまくできず、疲れ、だるさ、頭痛といった体調不良を感じるほか熱中症のリスクも上がります。

湿度の適正は?

一般的に、人が快適に過ごせる室内の湿度は40%~60%とされています。この範囲であれば、乾燥による不快感やカビの発生を防ぎ、健康的な生活環境を保てます。

40%~60%が適正な湿度とされる理由

・乾燥による不快感の回避・・・湿度が40%を下回ると、肌やのどの乾燥、ドライアイなどの症状が出やすくなります。また、インフルエンザウイルスが活動しやすくなるため、風邪やインフルエンザの予防にも湿度管理が重要です。

・カビやダニの発生抑制・・・湿度が60%以上になると、カビやダニが発生しやすくなります。カビやダニはアレルギー疾患の原因になるだけでなく、健康被害だけでなく、部屋の汚れや家具の劣化にも繋がります。

湿度対策として

湿度を調整する方法として、加湿、除湿、換気があります。

部屋の湿気対策として、まずは窓を開けて換気をするのが基本です。

その他の具体的な湿気対策方法としては

・サーキュレータや扇風機で空気を循環させる・・・風通しの悪い部屋や、窓が少なかったり小さかったりして換気がうまくいかない場合は、サーキュレーターや扇風機で風を送って空気を循環させましょう。また、クローゼットや押し入れなどの窓がない空間も、扉を開けて中に向けて風を送ると中の湿気が外に逃げていきます。

・除湿機やエアコンの除湿機能を使う・・・除湿機やエアコンの除湿機能は、室内の湿気を効率的に取り除くのに役立ちます。

・除湿剤や新聞紙、重曹などを活用する・・・除湿剤は湿気を吸収し、新聞紙や重曹は湿気を吸湿する効果があります。これらのアイテムを湿気がこもりやすい場所に置くことで、湿気対策に効果的です。

 

ジメジメと湿度の高い時季ですが湿気対策をして健康に過ごしましょう♪