健康強調月間

 

国民の健康意識の向上を目的として、昭和41年(1966年)から、毎年10月を「健康強調月間」と定め、生活習慣病予防に重点を置いた活動をしています。厚生労働省の健康日本21第3次目標(2024年度~)において、新たに女性の健康について明記され、骨粗しょう症検診受診率の向上も新たに設定されました。女性の社会進出や高齢者の就労拡大などを通じ社会の多様化がさらに進む一方で、加齢や低栄養による筋力低下、女性特有の疾患による生産性の低下や離職など、新たな健康課題への対応が求められています。

健康強調月間とは?

健康強調月間は、昭和39年の東京オリンピック後に国が提唱した体力つくり国民運動の機運の高まりをきっかけに始まり、41年から毎年10月に実施されています。健康保持・増進を図るため、健康づくりに関する各種事業を展開し、本年度は58回目。特定健診・保健指導が制度化されてからは「生活習慣病予防の普及・啓発強化月間」と定め、健康無関心層へ生活習慣の改善を促すとともに、健康寿命延伸につなげる活動を行っています。

 

生活習慣病とは?

生活習慣病とは、「食習慣・運動習慣・休養・喫煙・飲酒等の生活習慣が、その発症や進行に関与する疾患」とされています。 生活習慣と関連する病気としては、高血圧・脂質異常症・心筋梗塞・狭心症・高尿酸血症・糖尿病(成人型)・アルコール性肝疾患・がん・歯周病などがあります。

また生活習慣病は自覚症状がほとんどないため、健康診断で指摘されて初めて気づくことが多いです。

 

生活習慣病の予防

代表的な生活習慣の悪い例として

 ・不適切な食習慣          

 ・運動不足

 ・喫煙                           

 ・過度な飲酒            

 ・過度のストレス                   

などがあげられます。

生活習慣病の一次予防は、生活習慣や生活環境の改善、健康教育などによって健康増進を図り、病気の発生を防ぐことをいいます。 生活習慣での取り組みとしては、睡眠環境を整えて良質な睡眠をとることや、ウォーキング・ランニングといった適度な運動、バランスの取れた食事を口にすることなどが挙げられます。

二次予防として発生した疾病や障害を検診などにより早期に発見し、早期に治療や早期に保健指導などの対策を行うことにより疾病が重症化することを予防できます。

 

生活習慣病予防のため特に有効なのは,たくさんの酸素を消費しながら行う ウォーキング・サイクリング・水泳などの有酸素運動です。 できれば1回20~ 30分くらいの運動を,週に4~5日程度行うのが理想です。 おすすめは,特別な道具なども必要なく手軽に始められるウォーキングです。

涼しくなってきたこの時期に適度の運動をして健康寿命をのばしましょう♪